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お茶のひととき
2009/01/09
この度、念願でありました、裏千家今日庵坐忘斎宗匠お好みの御茶銘を拝受いたしました。

御濃茶 嘉辰の昔 (かしんのむかし)
御薄茶 五雲の白 (ごうんのしろ)

『嘉辰』とは、嘉辰令月という言葉にもある様に、「今日の良き日」という意味です。
『五雲』とは、五色を備えた雲を表し、天女や天人が舞い、尊貴のある所という意味を持ちます。
共に、気品高くおめでたい御茶銘であり、末永く大切に守っていきたいと思います。

1月13日より、皆様のお手元にお届けいたします。
是非、一度お試し下さい。

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2009/01/01
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
昨年中は格別のお引き立てに預かり、有難く厚く御礼申し上げます。

今年の干支「丑年」はねずみについで二番目の干支になります。
昔々の大昔のある年の暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出したそうです。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」
動物たちは、よし自分が一番と、めいめいが気張って元日が来るのを待っていました。
ところが猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに訊くと、ねずみはわざと一日遅れの日を教えてやりました。
猫はねずみが言うのを間に受けて、喜んで帰っていきました。
さて元日になると、牛は「僕は歩くのが遅いので、一足早く出かけるよ」と、夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発しました。
牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんと牛の背中に飛び乗ったのですが。そんな事とは知らず、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない・・・。
我こそ一番と喜んで待つうち新年になり門が開いた。 とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろっと走って一番になってしまい。それで牛は二番になってしまったそうです。
ねずみにだまされた猫は一日遅れで行ったものだから番外で干支には入れませんでした。
大昔のお話ですが、今でも猫はねずみを恨んで、追い回している様ですね・・・

どうぞ本年も変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
平成二十一年 元旦
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